イヤイヤ期の子を持つママには「モンテッソーリの子育て」と「おかあさんの『敏感期』」をプレゼントしたい

今週のお題「プレゼントしたい本」

秋ですね。読書の秋。

今週のお題の「プレゼントしたい本」。私がプレゼントしたい相手は、ママになって最初のお子さんが1歳〜2歳くらいのママさんたちです。

長女うりさんが1歳の頃に、

「ダメ」と言う言葉はあまり言いたくないんだけど、ついつい「それダメ！」「あれダメ！」と言っちゃってたり、それが原因でうりさんがわぁんわぁん泣いたりと、初めての子育てでいろいろと悩み始めた時期がありました。その頃は少しイヤイヤ期にあしかけていたころだったのかもしれません。

子育てに悩んだり考えたりするのは、もちろん今もあるのだけど、その頃は考え方もよくわからなくて、何かを聞きかじっては試してみて、うまくいかなくての繰り返しでした。そんな時に出会ったのがモンテッソーリ教育の本やシュタイナーの教育の本だったのですが、どちらかというと私はモンテッソーリの考え方に共感することが多かった気がします。今回は、その中でとても参考になった2冊をご紹介します。

1冊目：モンテッソーリの子育て

モンテッソーリ教育の最初のとっかかりは、クーヨン別冊の「モンテッソーリの子育て」でした。 

モンテッソーリの子育て (クーヨンBOOKS)

この本はムック本なので、大判で写真や図がばんばん使ってあってとってもわかりやすかった。特に、敏感期の図は記憶に焼き付いていて、今も子どもがこだわっているなと感じた時は、真っ先に浮かぶのが、この本の敏感期の図です。 子どもたちがお仕事している姿のイメージや、敏感期ごとのイメージを掴むのに、とっても役に立ちました。

 

とってもわかりやすくて、気に入りすぎて、同じ保育園のママたちにも回覧していたほどです（もちろん、読みたい！って人だけなので、押し売りではないです・・・）

 

2冊目：お母さんの「敏感期」

「モンテッソーリの子育て」がイメージを掴むのにとっても役に立った右脳的なインプットだとすると、左脳的なインプットで役に立ったのが「お母さん『敏感期』」でした。

お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる (文春文庫)

各敏感期の解説や、各段階ごとに適切な手作りできるおもちゃが図解されていたりと、読んで目からうろこのことや、どう実践していくかの実用的なことまで網羅されていて、完璧ではないけれど私もモンテッソーリの要素を子育てに取り入れていけそう！と思えた本でした。

 

イヤイヤ期（＝秩序の敏感期）だから仕方ないねぇと片づけられていたことが、この本を読んでからは、何にこだわっているのかな？何をしようとしていたのかな？と、子どもをよく観察するようになりました。

そうすると、子どもが考えていることを想像するのが面白くて、何にこだわっているのか分かるとまたその内容が面白くて、静かに観察することが多くなり、いつの間にか子どもとの間の摩擦が減って、悩みがだいぶ軽減されました。

 

モンテッソーリ教育に共感したとはいっても、教具を揃えたり、アイロンをかけさせるといった何から何までお仕事させるという環境には、家庭内ではなかなか難しくてできなかったのですが、それでも水がこぼれたら自分で雑巾を持ってきて拭くとか、おもちゃを片付けやすいような収納にするとか、物の位置を決めるというようなことは、家庭でも取り入れやすくてできました。その一環で、はさみも2歳からは使わせていました。

 

私自身、母の枠から少しでもはみ出すと「ダメ！」とかよく怒られていたのが子どもごころに嫌だったので、自分の子どもにはなるべく自分で考えて、自分で考えた通りに実践して失敗して学ぶというの繰り返してほしいなぁと思ってました。

そんな思いにフィットしたのが、モンテッソーリ教育のエッセンスでした。

 

2歳のはねっこも今はちょうど秩序の敏感期。それにげんこつくんも、あっという間に敏感期に入るはず。また読み返さないとなと思っていたので、プレゼントしたい本として残しておきます。

タイトルでは「イヤイヤ期の子を持つ・・・」としましたが、イヤイヤ期を迎える前のママが読んでも、心の準備としていいのかなと思います。

 

では！