げんこつくんの入院シリーズの最後です。
尿管への逆流を調べるレントゲン検査
尿管への逆流の詳しい検査は退院後の受診で見ていただくことになりました。
詳しい検査というのは、膀胱から造影剤を入れてレントゲンを撮り逆流がないかをしらべる検査。膀胱はいっぱいになると反射でおしっこを出す仕組みで、その反射を利用して膀胱に造影剤を入れて、おしっこが出る瞬間をパシャリ。尿管への逆流がある場合には、造影剤が尿管やその上の方まで入っていくので、逆流しているかどうかをはっきりとみることができます。時間は15分くらいのもので、先生に預けての検査だったのですが、やっぱり想像するだけで痛そう。げんこつくん、がんばれ!
げんこつくんの結果
レントゲンなので、検査結果も早くでます。
げんこつくんの結果は、若干の逆流は認められる状態でした。
逆流の診断は、大きく分けると1~5段階まであり。5段階目は、腎臓まで達している状態。
げんこつくんの場合には、尿管の下の方までしか逆流していないようなので、ステージ1の一番程度の軽いものという診断。
成長の具合によっては、尿管のところの弁が機能するようになり、逆流がなくなる可能性もあるとのこと。1歳のお誕生日頃に再度検査をする予定です。
ただ、万が一腎臓に感染がおよび、それを繰り返すことで、腎臓が壊れてしまう危険性があるとのことで、予防的な措置として、1歳になるまでは1日1回ごく弱い抗生剤を服用することになりました。3ヶ月に一回くらいは、薬もらうような意味合いも含めて、受診することになりました。
予防的な抗生剤の服用
私が子どもの頃、私の両親は熱を出して受診した時に抗生剤を処方されるのを嫌がっていました。理由は、抗生剤を日ごろから服用していると、本当に抗生剤が必要になった時に耐性菌ができていて効かないことを懸念していたからでした。風邪のタイミングでもそんなこと聞いていたので、1歳まで抗生剤を服用するげんこつくんは、より耐性菌のリスクがあるんじゃないか、服用して大丈夫?という心配もありましたが、1歳まで服用する予定の抗生剤は1日1回で、量もごくわずか。有効な範囲もごく限られた菌へ有効な抗生剤ということなのと、腎臓をこわすリスクを考えたら、予防したほうがいいということで服用することにしました。
後日、他の小児科の先生にも、昔から取られている、オーソドックスな方法ということを聞いたので、しばらくは見ていただいた先生を信じて、様子を見ていきます。