Sweet Meals, Spicy Life -haneri’s diary-

3人育児。合間にごはん。時々おさんぽ。

3人目の出産の話(VBAC?帝王切開?・・・結果は・・・)

こんにちはhaneriです。

 

先日、無事に第三子を出産しました。

3人目の今回もVBACに挑戦し、自然な陣痛を待って予定日超過の40w2dでの出産となりました。今回のお産は自分でもすんなり受け入れられたので、そのお話しを残しておきたいと思います。

 

1人目・2人目の出産の話はこちらをどうぞ・・

hanerim.hatenadiary.jp

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予定日の前日 

予定日の前日の検診で、帝王切開の予定を決めましょうというお話しになった時に、前駆陣痛があることを伝えて、あと少し待ってほしい話を先生として、次の月曜までに陣痛が来なかったら帝王切開ですよ、という約束をすることで検診は終わりました。

そろそろかな

その次の日。1日中おしるしらしきものがあるので、これはそろそろと思い、子どもたちにも言って聞かせて、最後のお風呂かもと子どもたちとゆっくり一緒に入って気持ち的には準備万端。子どもたちを寝かしつけた後も、気持ち的にいよいよじゃないかと思うと目が覚めてしまい、なんとなく起きて待っていました。

夫が帰ってきた1時半頃から、だんだんとそれほど強くはないけれど、ついに定期的な陣痛ぽいものが10分おきくらいに。第三子なので、間隔の長さではなく、定期的な陣痛が来たらすぐに連絡してくださいと言われていたので、とりあえず電話。すぐに病院に来てくださいということで、夫に車を出してもらって、病院に向かいました。

 

陣痛がくるのには気持ちも大きく影響する

病院についてからは、手続きと点滴の針を刺し確保するということだったのですが、血管が見つけにくい体質だったのか、左手三か所、右手二か所失敗されて、気持ち的なダメージが。。。針を刺した瞬間、これやばいんじゃない?って感じるんですけど、そういう時って刺してる方もなんか違うなぁと思いながらさらに深く刺したりするので、刺される方としてはダメージがでかいのです。

そんなやりとりでなかなか点滴の確保ができなかったので、では先に内診ということになったのですが、その時の当直の先生の機嫌が悪かったのか、ずいぶんと雑な対応(のようにその時は感じた)だったので、いつのまにか陣痛も収まってしまい、朝方一旦帰らせてもらうことにしました。

朝、子どもたちを保育園に連れて行くこととかも心配だったし、一旦帰ることで、私も家のベッドで一眠りできたので、短時間だったけれどカラダは休まりました。

今度は破水

9時頃目が覚めて、次の瞬間じゅわっとした感覚が。これがもしや破水?と思って、急いで応急措置をして、再び、病院に電話。おそらく破水だと思うので、病院に来てください、病院に着いたら車いすに乗って移動してくださいとのことでした。

気になったのが、破水した時の色。少し黄色のような緑色のような色をしていたんです。

 

病院につくと、破水かどうかの検査をしてくれて、すぐに破水だと確認できました。

私の場合は、ドバーッと羊水が流れ出ちゃうような破水ではなく、ちょろちょろっと流れる程度だったのと、その時点ではまだ陣痛が来ていなかったので、一旦陣痛準備室に入って待機。破水した水の色を見て、いつ帝王切開にしましょうと言われるかが心配だったけれど、破水が起きると、たいていは24時間以内に陣痛が来ることが多いらしく、陣痛が来るまで待てるから大丈夫ですよと担当の助産師が言ってくれたのが心強かった。

(破水しただけの場合、通常は透明かピンク色ぽいらしいです。)

2度目の陣痛

お昼ご飯を食べた後、陣痛ぽい定期的な痛みになってきたので、LDRへ移動。その時、昨夜からほとんど寝ていない夫はLDRのソファで爆睡。私はそんな夫を見てリラックスしたのと、助産師さんがかけてくれたリラックス系音楽にうとうとしながらじっと陣痛を待つ。。。としていたら、また陣痛はどこかへいってしまったため、再び陣痛準備室へ戻ることに。

3度目の正直・・・ならぬ、3度目の陣痛開始

夜ごはんも食べたけれど、微弱陣痛の堪えられる程度でまだ本陣痛は来ず。待ちくたびれた夫と一緒に夕食をとり、20時過ぎまでは一緒にいてくれたけれど、何も気配はないので、一旦帰ってもらって寝てもらうことに。そんな中、3度目の陣痛が来たのだけど、また遠のくかもしれないし・・・と粘っていたところ、そろそろLDRに移動しましょうということに。急いで夫に連絡して、また病院にきてもらいました。この時点では、子宮口4cm。

 

間隔は6分ほどの間隔で、間が長いから一息つけるんだけど、痛みの強さが結構強く、陣痛中は息をゆっくり吐いても堪えられないくらいな痛みで、ひたすら耐えるのに必死でした。ここまでは陣痛開始から3時間強くらい。この時点では子宮口7cm。陣痛は痛いけど、それもこれも、あとちょっと。痛い!けど、産後の楽さを考えたら、あともう少し。。。

 

突然、助産師さんがバタバタしだす

そんな時、それまでは一緒にそばにいてくれたり、時折モニターを診て確認してくれていた助産師さんが突然バタバタしだしました。先輩助産師さんも来て、これは確認したの?!あれはどうなってる?!いつの間にか、先生も駆けつけてました。

私も痛いながらも、なんか不穏な空気を察して心配になり始めたところへ、赤ちゃんが苦しそうだから、帝王切開しましょう!という急展開に。どうやら、赤ちゃんの心拍が拾えなくなってたみたいです。

私も「赤ちゃんが苦しそう」って、最初はどういうことかすぐにはのみ込めなかったのですが、先生が何度もモニターを見ているのを見て、ようやく理解しました。

そこからがとっても早くて、LDRの目の前の扉があいたら、そこが実は手術室で、あっというまに手術の体制になり、一度にたくさんの人が動いたり、集まってきたり、あっというまに腰からの麻酔をしてもらって、手術が始まり、、、と、帝王切開しましょう!の決断から15分後くらいには、赤ちゃんが出てきてるという状態でした。

 

帝王切開してわかったことは、へその緒が2回くらい赤ちゃんの首に巻きついていたということ。なので、ずっと元気だった赤ちゃんが、陣痛が強まっていざ外に出ようとした時に、首がしまっちゃう状態で苦しくなっていたのではないかということでした。

 

この時のこと、入院の後半で主治医の先生にもう一度聞いてみたのですが、実際の心拍数の心電図(という言い方で合ってる?)を持ってきて見せてくれて、ずっと良く動いてる元気な状態だった心拍数から、突如ガタガタになったところを見せてくれて、本当に苦しんでたんだなぁというのがよくわかるものでした。

ほんと、無事に生まれてきてくれて、本当に良かった!

 

聞いてはいたけど、、、後陣痛はたまらない!

今回の聞いてないよ~!というのは、出産直後の後陣痛。

いや、正確には、3人目の後陣痛は痛いらしいよ!とは聞いてはいたものの、想像をはるかに超える痛みでした。だって、私殺される~!と思ったくらい痛かったんです。

帝王切開だと点滴で子宮収縮剤を入れるのですが、そのせいなのか、単純に3人目だから痛かったのかはわからないけれど、陣痛よりなにより、今回の後陣痛が生涯で一番痛い経験なんじゃないかと。ともあれ、後陣痛で死ななくてよかったです。

 

帝王切開の産後の痛みの乗り切り方

後陣痛の痛みは点滴の痛みどめも効かないくらいで、殺される!と思うほどの激痛だったけれど、それも座薬の痛みどめを入れてもらって眠れてからは、だいぶ収まりつつありました。

そして次に痛かったのは、切開した傷の痛みです。帝王切開って、お腹の皮1枚だけを切っているわけじゃなくて、その下の何層にもわたる膜たちを切りまくっているので、表面の方から中の方まで、ズキズキ痛みます。

とにかくお腹に力が入らないので、腕の力だけで起きたり寝たりするのですがそれでもとにかく傷が痛くて、イテテテっといいながらのっそりのっそり。母子同室なので、授乳やおむつ替えのたびに起きてベッドからおりて・・・というのは、ほんと辛かったです。

そんな時に見つけたのが、こちらのサイト。何!?術後のラクラク離床!

ameblo.jp

ベッドの電動リクライニング機能をフル活用してラクラクベッドから離床する方法を、写真つきで説明されているページです。おしりの位置や立ち位置なんかも、丁寧に説明してくださるので、このページを見てから、格段にベッドの離床が楽になりました!

後は、とにかく遠慮せずに痛みどめをもらうこと!

看護士さんもおっしゃってたのですが、動くと痛みに慣れるというか、どんどん動けるようになるんだそうです。ただ、その動きを妨げる理由が痛みなのであれば、我慢せずに痛み止めをもらって動いた方がいいとのこと。今回はそれを実践してみたら、入院の後半にはスタスタ歩けるようになりました。多分、格段に1度目の時よりは、スタスタ歩いていたはず。

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3人目の出産を振り返って

今回、結果としてはVBACではなく帝王切開になってしまいましたが、赤ちゃんが生まれたいと思うまで(自然に陣痛がつくまで)待っていられたこと、赤ちゃんが自分のペースで生まれ出てこようとしてくれたこと、その後の急展開で先生や助産師さん方にはご迷惑をおかけしたなと思ったこと、でもその方々のおかげで赤ちゃんは何事もなく無事に生まれてきてくれたことなど、短い間にいろんな感情や反省や気持ちが入り混じったと同時に、ちゃんと出産できてよかったなと思いました。

 

産後の回復の具合は、やっぱり時々傷(特に表面の傷じゃなくて中の膜の傷の方)が痛んだりとか、咳払いやくしゃみするたびに傷が痛かったりとか、なかなか痛みからは解放されないのですが、それでも、あの心拍数のガタガタの図とその後に無事に生まれてきてくれたことを考えるだけで先生方への感謝の気持ちとあたたかな気持ちになるので、これも一つの立派なお産だったんだなと思います。

先生方も助産師さん方も、担当してくれた方々はみんなプロフェッショナルな対応で、なるべく自然にという方針で出産に向かわせてくれたので、広尾の日赤医療センターで出産できて、よかったです。

 

おまけ:帝王切開後のごはんのお話(日赤医療センターの場合)

1人目を出産した病院では、帝王切開の術後のごはんは重湯から始まり、おかゆで1日目が終了という感じで、味もそっけもない術後1日目のごはんだったのですが、日赤では最初のごはんから通常のごはんが出ました。

もしかしたら、私の出産が、夜中の帝王切開で一眠りできてからの朝食だったからとか、緊急帝王切開のためにおもゆなどのごはんが用意できなかったからとかの理由があったのかもしれませんが、少なくとも、重湯だと思っていた最初のごはんがもりもり食べられるものだったので、陣痛で消耗していたからだには、これはとっても嬉しかったのでした。

 

では!

 

お産の経験をふりかえるバースレビューに参加してモヤモヤがすっきりした話はこちら。

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