悔しい気持ちのゆくえ 子どもの習い事にて
悔しい気持ちの表現もいろいろです。
こんにちは、haneriです。
長女が4歳の時が、ちょうど下の子の育休中だったので、平日の昼間に一つ習い事を始めてみようとバレエを始めました。
なぜバレエを選んだかというと、当時はピアノやリトミックなどの音楽系もカラダを動かすこともやらせたいなと思っていたのですが、復帰したら土日しか休みがないのに複数の習い事を継続するのは難しそうだなと思い、音楽もよく聞いてカラダも動かすもの⇒バレエという発想からバレエを選びました。
娘とバレエの見学に行ったときは、それはもう目を輝かせて、釘づけでした。ピンクのレオタードとか、魅力的な要素もたくさんだったんでしょうね。
当時は他にも、水泳も候補だったので一度見学に行ったのですが、見学エリアに入って早々に娘が「プールはやらない。パパに連れてってもらうのがいい」とはっきりいうので、プールは即却下。
晴れて、習い事はバレエ一本になったわけです。
バレエを始めて1年半くらい経つのですが、その中で子どもの成長段階が進んでいるのが見えて、興味深いです。
今通っているバレエ教室は、毎月の最終週には親が見学して良いことになっているので、先日見学してた際にも先生も気をつかって、一定の場所でジャンプしてポーズというような見せ場を作ってくださっていました。が、娘は歩数のタイミングが合わなかったのか、うまくジャンプができませんでした。きっとカッコつけたかったですよね。
その後、顔がみるみるくもり、下を向きがちに。それからずっとレッスンの終わりの方までその気持ちを引きずっているようでした。
親からしてみると、そこまで引きずらなくても、と思うのですが、気持ちの切り替えができないままでいるのが見て取れるので、どうしたものかと思いました。
でも、親から声をかけられるのは、終わった後。
そのタイミングでは、子どもはいまいち何のことを励まされているのか、ピントきていない様子。というか、終わった後のお菓子交換会で、すっかり気分も変わってさっきまでの気持ちは忘れてしまった様子。
その日の夜のお風呂で聞いてみたところ、できなくて悔しかったというのを、そっと教えてくれました。
次の時は、見学できる回ではなかったのですが、新しく持って行ったレオタードのチュチュに手を引っかけてしまって、破れるというハプニングが。その時も、同じようにとても気にして下を向いていたようなのですが、その時は先生が「ママが直してくれるから大丈夫」と、すぐに声をかけてくださって、少し気持ちを取り直せたようです。そのおかげか、帰ってきて開口一番に「ママ、直してくれる?」とすぐに報告してきて、できるよの言葉に安心したようでした。
小さい頃は、できた!できない!やった~!ほしい!いやだ!ちょうだい!というような、なんというか、とても短期的でシンプルな感情だったんだなぁ。というのは、1歳9か月の次女との対比があるから感じるんですかね。
5歳半の彼女は、悔しいという気持ちを、ストレートには表現できないけど、その気持ちをどこにも持って行けず、下を向いて感情を持ち続ける。。。親としては、次の段階に進んで、じゃぁ、どうすればうまくいったのか?と考えることで気持ちを切り替えて欲しいのですが、それができるようになるのは、もう少し先なのかもしれません。
習い事は、その習い事そのもののスキルを身に付けるのもそうですが、それ以外に仲間とのつながり、それから今回みたいな気持ちのコントロールのトレーニングにも、とっても影響があるんだなというのは、親になって初めて感じた経験でした。
(冷静になってみれば、自分のことではそういう経験いっぱいあるんですけどね。子どもは、まだまだ、ほんの子どもだと思っていた節があるようです、私。)
娘よ、たくさんの経験をとおして、たくさんの感情をもって、その感情とうまく共生できるような人になっていってくれ~
では!
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