魔法の美術館に行ってきました
この夏は、たくさんアートな経験をしたけれど、夏休み期間中はこれが締めのアート経験です。
先日、魔法の美術館に行ってきました。
場所は、新宿の東郷青児美術館。
魔法の美術館、実は二度目の鑑賞です。
一度目は、2013年に上野の森美術館で開催されていた時に訪れていました。
その時と比べると、各作品の展示の規模がコンパクトになった印象なのと、作品の種類も少なめではあったのですが、その時にはなかった作品も追加されていたようで、新たな驚きもあり、とても楽しめました。
Lifelog_シャンデリア
以前見た時よりは、規模が小さくはなっていたような印象なのですが、展示されている姿がとても美しくって、しばし呆然と見とれてました
特に、壁に落ちるシルエットの美しさに目を奪われてました。
がそのもり
はっきりは覚えてないのですが、上野の森美術館での回にはなかったような気がします。でも、この作品、どこかで見た記憶が・・・と思っていたら、横須賀美術館の「キラキラ、ざわざわ、ハラハラ展」でした。
そう、もっと広いエリアで、大きな本を広げていた記憶があります。
今回は、置いてある本も小ぶりなものが多かったのですが、それを少しずつ動かして、どんどんお話の世界が広がっていくのが、自分で本をどんどん読み進めているようで楽しかったです。
ドット絵の兵隊さんが一生懸命行進していたり、ネッシーみたいな動物が湖にいたりとか、じっくり見ると、いろんな発見がありました。
ensemble silhouette
ぐるっと回っている星が、星にあたると光って音を奏でます。子どもたちは星の形を動かして、音を変えていけます。置いてある星がはじけて音を奏でるって、とても素敵な発想ですよね。
SplashDisplay
ビーズクッションの中身のような発泡スチロールの水槽の中に浮かぶカラフルな的をめがけて四角い発泡スチロールの物体を投げて命中すると、色鮮やかな噴水が現れます。緑色の小さな噴水だったり、カラフルな大きな噴水だったり、的への命中度合いや色に応じて、現れる噴水の色や大きさも変わります。
(画像は大フィーバーしてるとこ)
動きも大きくて、ゲーム性もあるので、子どもたちが束になって楽しんでました。
pixelman
近づく距離によって、人の姿の映像がみるみるピクセルに分解されて、ドット絵のようになります。近づくと、リアルな人が、みるみる2次元の人に分解されちゃいます。離れると、また、元通り。この作品の意図とはずれちゃうかもだけど、人間も一粒一粒の単位がたくさん集まってできてるんだなと、なぜか実感してしまいました。
光の波紋
青白く光っているパーツを触ると、その光がより力強く青白く光ります。タイトルどおり波紋のようでもあり、また、ほたるの光のようでもあり、有機的な動物の息遣いが感じられるような作品です。
うりさんも、げんこつくんもじーっと見ては、触ってはと繰り返し、その感覚を楽しんでました。
Dancing Mirror
スクリーンにカメラの映像が写し出されるのですが、その映像は少し遅れて連写されるような感じで、それが繰り返し写る実写アニメーションのような感じ。それが、定期的に撮影されて、少しずつ映像が変わっていくのが面白かったみたいで、子どもたちがたくさん集まっていました。
Immersive Shadow
これ、パステルカラーのボールが風船のようにポワンポワンと落ちてくるところに手(の影)をやると、ぼよよーんと跳ね返っていきます。
直観的で、子どもでもすぐに遊べます。次女はねっこと私の母が二人でポワンポワンと楽しそうに遊んでました。
他にもいくつかあったのですが、マルチメディアを使った展示が多く、インタラクティブに反応があるので、子どもは何度も何度も楽しんでました。カラフルで目にも鮮やかなので、1週間経っても「魔法の美術館楽しかったねぇ~♪」と言って、記憶に残っていたようです。
こういった展示は、体感できるのが親子ともども楽しいので、また見つけて行ってみたいと思います。
展示の最後には、ゴッホのひまわりが飾られています。東郷青児美術館の所蔵品ですが、じっくり座って眺めて鑑賞したいと思う。素敵な作品でした。
マルチメディアアートの後の、油絵のごっつい絵がまた、新鮮でした。
また行きたいなぁ~
では!