Sweet Meals, Spicy Life -haneri’s diary-

3人育児。合間にごはん。時々おさんぽ。

ボトルネックにあわせた全体最適を、日々の仕事や人間関係にも

 4月末に復職して、1ヶ月が過ぎました。

ビジネス的な感覚は、まだ、あっしまった!と思うことも多々あり、まだ完全ではないけれど、それでもだいぶ日常になってきて、生活が楽しくなってきました。

 

私の仕事はというと、新しいプロジェクトのメンバーとして、今年のゴールに向かってプロジェクトを立ち上げ達成していくのが8割。残りの2割で、チームメンバーが技術的なお問い合わせ対応をしているので、そのお手伝いをしてます。

 

会社は今ではとても大きくなったのですが、昔からのベンチャー気質なところはしっかり残っていて、不完全でもいいから、とにかく早く形に、そこからディスカッションが始まるみたいなところがあり、それいいね!とか、こういうデータ欲しいなとかいう話にも、するするっと何かしらがすぐに出てきてどんどん先に進んでくような会社です。

 

私はそのスピード感が心地よく、大好きなのですが、一方で私自身の仕事のやり方は会社の中では遅い方だなと兼ねてから思っていたので、復帰後の課題はまずはスピード感だなと心の準備をしながらのぞんだ今回の復職でした。

 

が、復職して、なんか思ってたのと違う?と感じるのが、その2割でやってるお仕事の方でした。といっても、仕事の内容というよりは、一緒にやってる人の仕事のペースに違和感を感じていたのでした。

その人を、仮にAさんとします。Aさんは、やりたいことはネタとしてたくさん持ってるのに、それもやらなきゃなぁ、あれもやらなきゃなぁと口には出すのですが、なかなか手が回らないようで、アイデアとして思っているところで止まっている状態。

私はそこがうまく回り出す潤滑油のような、てこのような、最初の動きだしを一緒に押していけるような、そんなイメージでお手伝いの役割を果たしていきたいなぁ、というイメージを持ちながらも、Aさんがなかなか次のアクションを取らない、前に進んでいかないのがもどかしく、つい口を出して提案してしまうこともしばしば。

ただ、そのAさんは今まで一人で気楽にやってきたのに、突然現れた私からやいのやいの言われるのは、どこかしら仕事がやりにくいなぁとも、思ってたりするんじゃないのかなぁとも想像したりします。なので、今は、私の関わり方のバランスを調整しながら、様子を見てる感じです。

 

そんな私に、今朝は、SNSからこんな記事が流れてきました。

「チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。」

blog.tinect.jp

もちろんAさんが無能な人ということではないんです。むしろ、いろんな可能性を考え、調査し、裏付けを見たうえで、行動を起こすタイプの人なので、無能な人ではないのですが、仮に「アウトプットが早い」ことが求められる世界では、「アウトプットが遅い」ことは基準を満たしていないという意味で仮にこの記事の無能に読み換えたとすると、ボトルネックになるのはアウトプットが遅い人で、それだけを何とかしようとすると全体を見た時の品質が良くないというのは、すごく良くわかる気がします。

そして、その品質を悪くすることの一つに、人間関係をこじれさせるというのもあるのだろうなと思うし。

 

なので、私もこのボトルネックにあわせたマネージメントという視点を持って、しばし仕事に向き合ってみようと思ったのでした。

 

では!