ママボノ2016に参加しました - 育休中にしたいこと -
育休中にしたかったことの一つが、何か社会とのつながりを持ちながら育休を過ごすということ。
その流れで育休インターンに参加させていただいているのですが、それと並行して「ママ」がプロボノをする「ママボノ2016」にも参加しており、このたび無事に報告会が終わりました。
ママボノとは
仕事復帰を目指す子育てママたちが、復職に向けたウォーミングアップと同時に社会貢献活動を行える場、それが「ママボノ」です。
ママボノとは、文字通り、ママたちによるプロボノ(※1)のこと。社会的な問題解決やニーズに応えるために活動するNPOに対し、お金ではなく、今自分に出来ることを活かして支援する活動です。
(※1 プロボノ:専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し社会課題の解決に成果をもたらすことです。20代〜40代のビジネスパーソン、クリエイターを中心に新しい社会貢献の形として注目を集めています。)ママボノ - サービスグラント - スキルを生かしたボランティア「プロボノ」を始めよう - do it pro bono.
NPO法人サービスグラントが2013年から始めた企画で、今回で4期目。しかも今回は、日本財団の助成もはいって、規模も拡大して東京は同時に10プロジェクトが実施されました。今回の実施要領、プロジェクト一覧は、こちらのページに記載されています。
ママボノのプログラム概要は、こちらのPDFの方がわかりやすいかもしれません。
http://www.servicegrant.or.jp/download/files/mamabonobook.pdf
毎期少しずつ期間や規模など実施の形は異なるようなのですが、今回は1プロジェクトあたり5~7人くらいのチームで、チームメンバーの顔合わせから、成果物提案までが1か月半くらいと、短期決戦のプロジェクト期間でした。
成果物はあらかじめ「ホームページ改善」とか「アンケート作成」とか「チラシ製作」というようなゴール設定はあるものの、チームメンバー同士の「初めまして」から成果物を作るには、ちょっと気を抜くとあっという間に過ぎてしまう短い期間でした。
しかも、日常は子育てや各々の都合があるので、顔を合わせてのミーティングというのも、日程調整から時間がかかってしまう場面も。
プロジェクトの支援先が遠隔地なので、そもそものミーティングがスカイプというチームもありました。
各自ができるペースで、各自ができる範囲で
私の参加したチームもメインは顔を合わせてのミーティングでしたが、私自身、1回は都合が合わずに参加できなかったり、1回は家族全員インフルエンザにかかってしまったりでミーティングに参加できず、その都度、議事録やオンラインでのやりとりを見ながら、進捗確認。その後もインフルエンザの後の待機期間でミーティングには出席できなかったので、代わりにスカイプでプレ提案に参加したりと、100%全力で参加!するのは残念ながらできなかったのだけど、参加できない時は、事前にたたき台を送っておくなど工夫もしました。各自ができることを、各自ができる範囲で、という雰囲気を我がチームのリーダーがプロジェクトの始めに作ってくれたことも、その後のインフルエンザ感染のようなトラブルがあっても、柔軟な参加がしやすかった理由かなと思います。
赤ちゃんはもはや体の一部。抱っこしながらミーティング
育休MBAとか育休インターンとか、育休中まわりのあれこれの光景としてはもはや日常の光景なのですが、ベビーキャリア(抱っこ紐・エルゴとかビョルンとか)で赤ちゃんを抱っこやおんぶしながら授乳しながら、ミーティングしたりワークするというのは、「ママボノ」でも当たり前の風景でした。
抱っこでおとなしくしてくれるお子たちは抱っこでもはや体の一部のように。動き回る子たちは、ミーティングの場所にもシートを敷いてもらえていたり、いろんな人が見守ってくれていたりしたので、ちょっとずつ状態を変えながら、ミーティングをこなしていたママたち。
ハレタルに、より詳しいレポがあったので、引用しておきます。雰囲気はこちらの記事がよくわかると思います。
ママボノに参加してよかったこと
ママボノに参加してよかったことは、ざっと挙げるとこんな感じ。
- 異業種の人と一緒にワークできたこと(ミーティングの関わり方が、最初は特に、自分の会社とは違うなぁと思う場面もあり、それがまた勉強になった。)
- 同じ時間を過ごした、これからも刺激を受けられそうな、働く同世代のママたちに出会えたこと。
- しかも、Facebookでは共通の知り合いがいない人ばかりなので、全く新しいつながりな人ばかりだった。
- トラブルは起きる(今回だと家族全員のインフルエンザ!)。けれど、その中でも、できることはあるし、関わり方もある、と改めて実感したこと。
- リーダーの雰囲気の作り方が勉強になったこと。
- チラシ製作で実際に手を動かしてみて、盛り込める要素が案外少なく、情報の整理が重要なことと、ペルソナ像やメッセージの重要性を再認識。(会社では、システム周りの仕事ばかりで、人に訴求するような成果物を作るというのはすり抜けてきていたので、そういう意味でもとても勉強になった。)
- 支援先に提案した成果物(チラシ)が、実際の形となって人の手に渡る(予定)
- 支援先の利用者世代である私たちが、利用者側の目線での提案ができたこと。
- プロボノに興味をもったこと。
育休が終わるまであと4か月くらいの見込みなので、せっかく起動しはじめた仕事への助走をキープしつつ、子育てと今ならではのできることに、残りの期間はチャレンジしてみたいと思います。
では!
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